フェンスの柱を立てた際に、より早く柱を固定する方法

こんにちは、ブロック、フェンス屋のほろです。最近、大先輩のたちさんからフェンスの柱を立てる際の新しい小ワザ(自分的に)を盗んだので、「フェンスの柱の立て方」の続編を書いてみます♪


さて、その新しい方法とは…

と、その前に基本的な「フェンスの柱の立て方」については前回の記事に詳しく説明していますので、まだ読んでない方は是非そちらの記事も読んでみて下さい。
今回僕が新しく覚えた小ワザは、途中までの作業は通信の柱を立てる方法と同じなんですが、最後にあるひと手間を加えることで、モルタルで柱を固定する際に画期的に柱が落ち着く(動かなくなる)のが早くなります。ただし、この方法の場合は、柱周りの天端補修は後でやらなければならないので、時と場合によって使い分けるといいと思います。
さて、引っ張りましたが、ここからその方法を解説したいと思います。
ズバリ、『柱を立てた周りのモルタルの表面にセメントの粉を振りかける』という方法です。

上の画像の場合、隠れてしまってちょっと分かりにくいですが、ブロックの厚みが15センチの物に柱を立てています。15センチのブロックだと穴が結構大きめです。
穴が大きいので、当然モルタルの使用量が多く、モルタルが硬化して柱が安定するのにもその分時間がかかります。
そんな時に、この新しい小ワザが絶大な効果を発揮します。なんとセメントの粉を振りかけてから、ものの5〜10秒ほどで、モルタル表面の水分がセメントに吸収されて、表面だけ先にモルタルが固くなるわけです。けっこうたっぷり振りかけるのがコツです。完全に硬化するわけではありませんが、柱がフラフラするのを押さえるのには十分な固さになります。
この方法で柱を施工すれば、モルタルが固まるまでの間、何度も水平器を当てて垂直を確かめる手間が省け、次から次へと柱を立てられるので時間短縮になります。
数時間放置後、内部のモルタルがある程度固くなってから、セメントの粉を(表面のモルタルも少し削るくらい)除去し、改めての周りをモルタルで柱綺麗に仕上れば完璧です。  柱についてしまった粉も、柱を濡らさない限り指でサッとこすれば簡単に綺麗に取れます。
あらゆる状況でこの小ワザを使うわけではありませんが、風が強い日や、柱に対して穴が大きめな場合にはかなり有効な手段ですので、フェンスや門扉などの柱を施工する機会のある方は是非試してみて下さい♪

コメント

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