ノコギリで根っこを切る時、絶対に注意するべき大切なこと。

こんにちは、ブロック屋さんほろです。

実はわたくし、ブロック屋さんになる前に、自営業で伐採の仕事をしていた時期が5年間ほどありまして、今回はその時の経験から『根っこを切る時のノコギリの扱い』について書いてみようと思います♪



土木工事や建築関係の仕事でもよく土を掘る機会はありますよね。

そして木の近くを掘っていると必ずと言っていいほど出てきてしまうのが根っこ。

根っこが出てきたからと言って、掘る場所を変更できる場合はいいですが、実際はそうもいかない場合がほとんどです。

細い根っこならスコップでも切れますが、ある程度以上の太さになってくるとやはりノコギリが一番早いです。

ちなみにほろさん愛用のノコギリはこれ→レザーソー select250

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そんな時に是非気をつけて欲しいのが、絶対に根っこの周りに土が付いたまま切らない、という事です。根っこの周りに付いた土は園芸スコップなどで丁寧に取り除いてから切りましょう。

もちろんノコギリのストロークの先に土がある場合も、土の中までノコギリを突っ込んで切るのはもってのほか。

どうしても土が掘りづらくてストローク上の土を除去出来ない場合には、ノコギリが土に刺さらない範囲で小刻みに動かして切りましょう。

なぜ土ごと切ってはダメなのか?

その理由は、土の粒子が細かい研磨剤の様な役割をするので、土ごと切ってしまうと刃先が削れてしまい、一発で刃の切れ味が落ちてしまうからです。

一度切れなくなってしまったノコギリは目立てをしない限り復活しませんから、その後の作業ではずっと切れ味の悪い状態で使わなければならなくなり、そのノコギリを使っている限り作業効率はずっと落ちたままです。

もちろん、土を切る度にどんどん切れ味は落ちていくので、作業効率はその分どんどん下がります。

切れないノコギリは疲れるばっかりでなかなか作業が進みませんよね。刃物は切れ味が命。
ノコギリは小さな刃物の集合体です。

林業関係の仕事をしていた頃に聞いた、とても印象的な話を思い出しました。

バリバリ元気な若者よりも、60~70代のヨロヨロのおじいちゃんの方がチェンソーでの伐採作業が圧倒的に早いという話です。

チェンソーという道具も実際に木を切っている部分はチェーンの駒に付いたたくさんの小さな刃物です。

純粋に木の幹だけを切っている分にはほとんど切れ味は落ちませんが、樹皮の隙間に入り込んだ泥などを切ってしまうと一気に切れ味が落ちてしまいます。

ヨロヨロおじいちゃんクラスの伐採職人は常に刃の切れ味に注意を払い、ある程度のレベルまで切れ味が落ちてくると、休憩がてらチェンソーの目立てをします。

ある程度切れ味が落ちているとは言っても、普通の人から見ればめちゃめちゃ切れるように見える、というレベルですが(^^;

あれだけ高速回転する刃物ですから、一つひとつの刃先の、僅かな切れ味の違いによって、1本の木を切り倒すまでにかかる時間にも結構な違いが出てきます。

その作業が1日続くワケですから、切れ味の低下に気づかないまま作業を続けてしまう若者と、常に切れ味に対する感度バリバリなおじいちゃんではその日の作業が終わってみると大きな差になっているんですね。

また長い脱線になってしまいましたが…(笑)

僕は伐採関係の仕事をしていた頃に、雨で作業が出来ない日などに、ノコギリの目立てをした事もあります。

今どきノコギリの目立てなんて普通はしないので経験した事のある人は滅多にいないと思いますが、ノコギリの目立ては刃先が超細かいのでめちゃくちゃ大変です(笑)

その代わり、手間をかけて目立てすると新品同様の切れ味に復活するのです。

今はそういった時間もなかなか無いのと職種も変わった事もあり、替え刃式のノコギリを使っていますが、(替え刃式でも目立てはできるが、手間を考えると買ってしまいます💦)

あの目立ての作業の大変さを考えると、絶対に土なんか切って切れ味を落としたくない、という思いが強くあり、何も気にせず土ごと切ってしまう職人さんを見ると、とても残念な気分になりますw

目立てまでして使えとは言いませんが、ノコギリは正しく使えば良い切れ味を長く持続させて使える道具なので、大切に使いましょう。 もちろん釘や石も切らない様に気をつけて。

最後に、僕が林業時代から一番気に入っている、とても使い勝手が良いノコギリを紹介します。

レザーソーという替え刃式の剪定のこぎりタイプなんですが、専用ケースを腰のベルトの右側にぶら下げると作業中の出し入れのしやすさが抜群に良いのです。(ロック付きケースにストンと落とすだけでロックされるのに、出したい時には片手でサクッと抜ける!)

剪定作業や樹上に上っての枝落としなどで一番使いやすかったです。今でもこれを使ってます。

折り畳みタイプの物に比べて、出したりしまったりする動作が断然早くて、ストレスなく使えるのが特徴だと思います。

当時、どうせ伐採関係の仕事をするのなら、どのノコギリが一番使い勝手が良いかを徹底的に調べてみよう、ということで、思い切っていっぺんに色んなメーカー、色んなタイプのノコギリを13種類ほど買ったことがありましたが、このレザーソーが値段の割に使い勝手が最高、という結論に至りました(笑)

だから自信をもっておすすめ出来ます。

レザーソー select250

間違いのないノコギリです。

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