ブロック屋ほろさんのblog

横浜市を中心に外構工事の仕事をしているほろさんのブログ。工事現場でのあれこれ、職人さん向け豆知識、本格DIY、たまにスノーボードとか。

タグ:モルタル

さてさて、今日は昨日の続きのブロックのセットバック工事に来ています。
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最近、夜中の変な時間に目が覚めちゃって、そのあと二度寝できなくなっちゃったりする事がよくあります、、ほろじぃですw


さて!今日はめっちゃ実用的な、モルタルの作り方をレクチャーしますので、よーく勉強していってくださいね!


今日紹介する方法は、作業の負担をめちゃくちゃ楽にしてくれるにもかかわらず、他の人がやってるのを僕は一度も見た事がありません。

なので、ちょっと珍しい方法かも知れませんが、一度覚えたら二度と忘れない超便利な方法なので、ぜひ試してみてください。



まず、タイトルから突っ込みたくなるかも知れませんが、『使う道具がバケツとスコップだけ』という意味で、【プロが仕事で使うモルタルが少ない場合、工事車両に載せるのに大きくてかさばる一輪車や、練り船を省略するためのテクニック】

又は、【一般の方がDIYでモルタルを使うのに、少しでも費用を抑えるために有効なテクニック】として、紹介しています。


決してバケツとスコップだけあれば、材料が無いところから、魔法のようにモルタルを生み出す技術ではありませんので、、ご容赦ください(笑)




モルタルを練るのに最低限必要な道具ですが、

バケツ2つ(もっとあれば、尚やりやすい)
園芸用スコップ(いらなくなった料理用木べらとかでも代用可)
水を入れる入れ物。(DIYならペットボトルでも超OK)

以上。


モルタルを作るのに必要な材料は、
セメント

以上!


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バケツは、大きければ大きいほど楽に練れるので、できるだけ大きめのバケツを用意しましょう。

↑これくらいのペール缶(たぶん15〜18Lくらいかな?)クラスがあると多めに練りたい場合には理想的です。


モルタルを作る大まかな手順として、
『空練りを作る』と、『空練りに水を足してモルタルを作る』の2工程に分けて解説しますね。



まずはこの二つのバケツを使って、モルタルの元となる空練りを作る方法です。

①まず、1つのバケツに、大体使いそうな量の砂を入れます。
バケツに半分以上砂を入れると、こぼれやすく逆にやり辛くなるので、砂はバケツに半分まで、と思ってください。(砂を入れるだけなので画像は割愛しました)


②砂の上から、砂の量の半分弱くらいのセメントを入れます。
目分量では難しい場合は、園芸スコップなどで砂とセメントの量をざっくり計ると良いでしょう。理想的な割合は、砂2.5〜3に対してセメント1くらいです。

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③もう一つの空いたバケツに、なるべくこぼさないようにサラサラと、全て流し込みます。煙が立ちそうな場合は、移す前にスコップでひとかきしておくと大分違います。(水はまだ入れません)

バケツを揺すりながら移すと上手くいきますよ(・∀・)

地面を汚したくない場合は、ブルーシートなどで養生してくださいね。

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↑バケツからバケツに移したところ。

この作業を、天地返しと言います。

⑤さらに4〜5回ほど天地返しを繰り返し、二つのバケツを行ったり来たりさせます。

合計で2往復〜3往復もすれば、ほぼすっかり均一に混ざった状態になります。

普通、バケツ1つを使って園芸スコップで、腕力だけでかき混ぜる方が多いんですが、それだと利き腕ばかりが疲れてしんどい上に、底の方はいつまで経っても混ざらない部分が残ってしまう。(僕もこの方法を知るまではずっとそうしてました。)


この『天地返し』では全身の力を使ってバケツをひっくり返すだけなので、片腕の腕力だけに頼る方法と比べてめちゃくちゃ楽に感じます。

さらに、物が落下する重力の力も借りているので、作業に必要な労力が減る訳です。たぶん(笑)



ちょっと脱線しますが、この方法は、実家に住んでいた時に、『昔ながらの製法のお醤油作り』を手伝っていた時にヒントを得ました。

50Lくらいのバカでかいバケツに入った、大豆と麹を時々撹拌するときに教えてもらった方法です。名前もその時に教わった「天地返し」です。

実際には手桶で数十回に分けて移すんですが、基本的にはデカいバケツからもう1つのデカいバケツに全てを移す、というところは同じです。

これが一番よく混ざるんですって。昔の人の知恵はすごいですねぇ。、ぼくらモルタルの業界でも受け継ぎましょう(・∀・)


ちなみに、このお醤油作りは、今でも毎年僕の実家の近くでオーガニック志向な方たちが集まってやっています。(脱線終わり)

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↑これは2往復半した状態。モルタルにするのに十分均一な状態です。

この状態を空練り(からねり)と言います。

なぜ先に空練り状態にするかと言うと、この後水を足して練る時に、均一に混ざっていた方が、より少ない力で練ることができるからです。

もしセメントが一部にまとまった状態で水を入れると、その部分がキュッと締まって混ぜるのがちょっと大変になるんです。


あまり気にしない人もいますが、撹拌(かくはん)する時の労力を最小化するなら、先に空練りしておいた方が水を足して練る時に楽ちんだし、早く均一に混ざります。


ただし、1つ注意が必要なのは、空練り状態にしたら長く保存はできない、という事です。

砂には湿気が含んでいるので、セメントの水和反応(モルタルやコンクリートが固まるための化学反応)がゆっくり始まってしまうからです。

空練りを作ったら、最低でもその日のうちに使い切りましょう。夏場は水和反応が早いので、2〜3時間以内が目安です。



では、ここから2つ目の工程、水を足してモルタルにするわけですが、もしバケツの数に余裕がある場合は、さっきのバケツ2つは天地返しで空練りを作る専用に残しておいて、別なバケツでモルタルを作ると、より効率よく作業が出来ます。

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↑あと2つあるとさらに快適です。

水汲み用と、モルタル作る用。必要に応じて左官ブラシ(タワシでも可)、園芸スコップ(僕のは先端を丸く加工してます)、モルタルを均すためのコテを用意しましょう。

最低限の2つのバケツで作業する場合は、出来上がった空練りを一旦ビニール袋とかに移すと、バケツが1つ空くので作業しやすいかもですね。

ちなみに、僕は100均で一番頑丈そうなバケツ選んで大人買いして使ってますw  バケツの強度をちゃんと理解して使えばそうそう壊れません。

バケツは数が多い方がなにかと便利なんだ。ゴミ入れ、フェンスのビス類、金物類、etc…


では!モルタルに練り上げましょう。

①モルタルを作るバケツに2センチくらい水を入れる(空のバケツに水を最初に入れる)

②そこに空練りをサラサラと流し込む。ある程度入れたら、一度スコップでかき混ぜて、柔らかさを確かめる。

③一気にたくさんの空練りを足すと固くて混ぜにくいので、こまめに均一に混ぜながら徐々に空練りを足して、ちょうどいい柔らかさに調整する。

ここでも、バケツを少し斜めに傾けると、かき上げたモルタルが落下する時に発生する"重力"の力を借りられるので、少し楽をできます。

1Gの重力は誰でも無料で利用できるので、使わない手はないですね!


一度に練る量は、練り上がりでバケツの3分の1くらいまでにすると、勢いよく混ぜてもこぼれにくいので、そのくらいがおすすめです。

1回目を練った時点で、砂、セメントの割合(調合の割合という)の調整が必要なら、次に練る時のために、残った空練りを天地返しで再度調整しておきましょう。


モルタルをより少ない力で練り上げるには、空練りに水を足していくよりも、水をいれたバケツに、から練りを足した方が楽ちんです。


なぜかと言うと、、
流動性の高い状態(水分が多く軽い力で混ぜられる)から、徐々にモルタルの状態に近づける方が楽、というわけです。

足すものが粉状なので微調整も比較的しやすい。


これが逆だと、実はすごく大変だし、水をちょっとずつ足す方が、最後の微調整がムズい気がします。


直感的には、空練りが入ったバケツに後から水を足す方式になっちゃいますけど、実は逆なんですね。


左官屋さんがマゼラー(ドリルで撹拌する機械)でモルタル作るのは必ず水を先に入れるんですが、それと同じ原理です。

逆だと、空練りが急に固くなるので回転に負荷がかかって、バケツが転がったりします。


はい!今回のレクチャーはここまで。

どうですか?衝撃的でした??覚えられそうかな?

ちなみに僕は、初めてモルタル作りに天地返しを応用してみた時、めちゃくちゃ感動しました。うおおおお、なんて楽ちんなんだ!こんな便利な方法、誰も教えてくれなかった!と。(笑)


一度実際にやれば、きっと忘れないですよ、特に天地返しの方が(笑)ぜひトライしてみてくださいね!
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こんにちは!モルタルは友達、ブロック職人のほろです。(ちゃんとした人間の友達もいるので、ヤバい人じゃありません。)

この記事では、フェンスの柱を立てる時に使うモルタルについて、より適切な柔らかさに調整する事で得られる様々なメリットと、その具体的な方法、そうする理由について詳しく解説してみようと思います。


モルタルの"柔らかさ"とは、言い換えればモルタルを練る際の水分量を意味します。

モルタルは、練るときの水分量を調整することによって、水分が多いほど柔らかく、少なければバサついた状態になります。

柔らかいモルタルはバサついたものに比べて流動性が高いので、柱の周りに隙間なく充填するのはとても楽(手間が少ない)ですが、その反面固まるまでの時間は長くかかります。

それと、柔らかいモルタルほど周りを汚しやすい性質なので、必要以上に柔らかくすると後から掃除が必要になったり、逆に仕事が増えてしまう、というリスクも出てきます。


反対に、水分を少なくバサついた状態に練ったモルタル(バサモル)は、柱の周りに隙間なく充填するのに手間と時間がかかりますが、早く固まる(柱が動かなくなる)という利点があります。

ただし、中途半端に固まった時に動かしてしまうと柱とモルタルの密着が悪くなり、あとでガタつきが出てしまう事にもなりかねないので注意が必要です。


では、何を基準にモルタルの水分量を調整したら良いのでしょうか?

僕が実際の経験から、フェンスや門扉などの柱立て作業をする時の、モルタルの柔らかさを決める時に役立つ判断ポイントを4つにまとめてみました。

柱立ての条件に合わせて、最適な柔らかさのモルタルを調整出来る技術が身につけば、仕事の効率は大幅に上がり、時間にも余裕ができるので丁寧な作業ができ、さらには人件費の削減にもつながる、など良いことずくめですので、ぜひこれから紹介する4つのポイントを参考にしてみてください。

極端に水分を少なくしたバサモルを使ったり、水を全く加えない空モルタルを部分的に使うのも、とても上手くいくやり方の一つとして紹介しています。

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