生コン車の手配のしかた

生コン車を手配する方法(アイキャッチ画像)

おはようございます!外構職人のほろですー

この記事では、たまにしか生コンを使わない方や、生コン初心者の方が自信満々に生コンを注文するために、知っておくべき情報をまとめてみました。

ぜひこの機会に「生コン手配」をマスターしていってください(^^)/

目次

  • どこに頼めばいいか?
  • 生コンを手配するときに必要な5つの情報
  •  1.生コン車を呼びたい作業予定日と時間
  •  2.現場の住所と生コン車のサイズ
  •  3.必要な生コンの量
  •  4.生コンの配合(強度と柔らかさ)
  •  5.取り方(どういう方法で生コンを打つか)
  • 出荷連絡(作業当日に再確認の連絡が必要な理由)
  • 予約が取れなかった時の方法「プラント引き取り」

それではさっそくいってみましょう!

どこに頼めばいいのか?

 
完全に初めての方や、建材店と取引の無い場合は、どこに頼んだらいいか分からないかと思います。。

詳しい人に聞いたり、いろいろ方法はあると思いますが、一つの方法として、現場近くの建材店に問い合わせれば生コンプラントに取り次いでくれると思います。その場合はおそらく事前に現金精算になると思います!

分からない場合はスマホの地図アプリなどで「建材店」で検索すると見つかりますので、調べてみてください。

問合せは、

「〇〇の現場(現場の住所)で生コンを使いたいのですが、そちらで取り扱ってますか?」

の様な感じに聞くと、きっと丁寧に教えてくれるはずです。

もし、扱ってない場合は、別な建材店を探すか、生コンプラントを検索して直接問い合わせてみましょう。

生コンを手配するときに必要な5つの情報

はい、ここからがこの記事の最重要ポイントです!

電話で(又は建材店の窓口で)生コンの予約をする際に、スムーズにやり取りをするために以下にあげる5つの情報をまとめておく必要があります。

慣れない場合は紙にメモしておくと良いですよ!

  • 生コン車を呼びたい作業予定日と時間
  • 現場の住所と生コン車のサイズ
  • 必要な生コンの量
  • 生コンの配合(強度と柔らかさ)
  • 取り方(どういう方法で生コンを打つか)


基本的には、上記の5種類の情報が揃っていれば問題なく発注できるはずです。

あ、ここに書かなかったですが、あなたの会社名と自分の名前も最初に伝えてくださいね。

予約が取れたら、作業当日に最終確認として「出荷連絡」というのが必要になりますので、頭の片隅に入れておきましょう。

ではひとつづつ解説をしていきますので、一緒に見ていきましょう。

生コン車を呼びたい予定日と時間

まず一番最初に確認するのは、予約の日程です。

「〇日の〇時くらいに、〇㎥くらい欲しいんですけど、取れますか?」といった具合に聞くといいでしょう。

生コン屋さんも、毎回希望した日時に必ず来れる訳ではなく、ミキサー車の予定があるので、

即答で希望日に予約できる場合と、確認して折り返してもらう場合があります。(問屋さん経由の場合は毎回確認後の折り返しの連絡待ちになります)

ミキサー車の予約がいっぱいでこちらの希望日に全然取れない、なんてこともよくあります。

ひとつの目安としては、夕方電話して翌日の朝とかはほぼ無理です。朝イチで電話して、翌日中に取れればラッキー、という感じでしょうかw

特に、雨が続いた後の、次に晴れる予報になっている日の場合は、屋外の現場での生コン作業はほとんど順延しているので、めちゃくちゃ予約が取りづらくなります。

ですので、自分の現場の進み具合と天気予報を見ながら、予定が読めたら即予約!みたいな勢いが必要です(笑) これがなかなか難しいんですけどねぇ。

ここらへんは経験で差が出るところでもありますね。

大事なのは、なにしろミキサー車の予約を取ることが先決で、細かい数量などは後から伝えれば大丈夫なのです。(ざっくりの量は必要ですよ)

今はスマホですぐに天気とか見れるので本当に便利になりましたよねぇ…(おっさん)

現場の住所

これは説明するまでも無いですが、住所を伝えればOKです。

もし現場で仕事はしているけど、住所が分からない! という場合は(そんな事ある?と思うかもしれませんが、意外とよくあります…よね?w)、スマホの方限定になっちゃいますが、ヤフーMAPというアプリで、家1軒ごとの細かい住所まで表示してくれるので、おすすめです。

ヤフーカーナビや、グーグルマップでは細かい住所までは表示されません。

それと、細い道の場合は、入れる車のサイズも聞かれますので、確認しておきましょう。

生コンを運べる量と、車の大きさ的に4トン車が入れるかどうか、がひとつの目安になっているようで、よく聞かれます。

あと、打設場所にめちゃくちゃ急こう配な坂道がある場合、生コン車は容量いっぱいに積めないことがあるので、そういう場合は予約時に相談しておきましょう。

細い道路など、生コン打設中に通行止めにする必要がある場合は、警察署で道路使用許可証の手続きと、誘導員の手配も必要になります。

必要な生コンの数量

生コンの数量は、㎥(立米・りゅうべい)という単位で注文するんですが、プラントによって最低数量というのが決まっています。

最低1立米から、というところが多いかも知れませんが、0.5立米からもOKなところもあるようなので、数量が少ない場合には要確認です。

ただ、1立米でも0.5立米でも同じ1台分の配送費はかかりますので、少ない場合はどうしても割高にはなってしまいます。

最低数量以上は、これもプラントによって異なりますが、僕の経験では、0.1立米単位で調整してくれる所と、0.25単位のところがありました。

それと、気を付けなきゃいけないのが、余らせて残りを持ち帰ってもらう場合の処分料、というのがあります。残コン(ざんこん)処分料とか言います。これも、0.5立米以下なら無料なところと、0.3以下のところ、東京都内では0.1立米から処分料が発生するところもあるそうです^^;

とは言え、万が一足りなかった場合、ほんのちょっとだけ追加注文は出来ませんので、数量の計算は生コンを手配するときに一番シビアになる部分でもあります。

量の計算がしやすい条件ではピッタリか、自信がない場合はちょこっとだけ余るくらいに注文するといいと思います。

実際、余りを0.1立米以下になるように発注するのはかなり難しいですので、どこかにブルーシートなどを広げて余った生コンを降ろせる場所を用意するか、それが出来ない場合は、処分料払う前提で考えておくと良いと思います。

ちなみに、ブルーシートなどに広げて処分する場合は、乾いてきた頃に足で踏んづけてバラバラにしておくと処分しやすくなりますよ。砕石代わりにもなりそうです。

生コンの量の計算は条件によっては難しい場合もあり、予想外に余らせてしまうケースがたまにあるんです、よね?(←誰かに同意を求めているw)

数量の計算が難しい場合

ミキサー車2台分以上の場合で、どうしても量の計算が難しい場合は、はじめにざっくりの量を伝えておけば、

作業当日に、途中まで生コンを流し入れ、次の1台で足りる、というタイミングで運転手さんに残りの必要な量を(その場でささっと計算する)伝えて、次に持ってきてもらう量を決める、というパターンもできます。(運転手さんが無線でプラントと連絡が出来るようになっている)

たとえば、大体5立米~6㎥立米のあいだだと思うんだけど、打設場所の形が複雑すぎたり、深さがマチマチで数量がはっきり出せない場合は、

「4立米の待ち」という風に言うと伝わると思います。4トン車(2立米)×2台入れた時点で、あとどれくらい必要かを計算して、2台目の運転手さんに追加分を伝える(→無線でプラントに連絡取ってくれる)、という感じです。

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生コンの配合(強度と柔らかさ)

この、強度と柔らかさの設定が、作業のしやすさ、仕上がりに最も大きく影響する部分になるので、脳みそにしっかり叩き込んでください。

生コンの絡む仕事に携わったことのある方なら聞いたことあると思いますが、注文するときに、18の18で、とか、21の15で、とか数字を言うんですが、この数字がコンクリートの強度と柔らかさ(水分)を表しています。

最初の数字が強度で、数字が大きいほど強度が高く(セメントが多い)、金額も少し上がります。

後の数字がスランプと言って、柔らかさ(水っぽさ)を表す数字で、数字が大きいほど柔らかく(水っぽく)なります。どちらの数字も、15・18・21・24・27…のように3の倍数の単位しか設定がないみたいです。

例)
18-21…強度は弱く、水分が多い
27-15…強度が強く、水分少な目

こんな感じです。扱う上では、強度が高いほど粘っこく、コテにへばりつく感じで、低いとザラついた感じです。強度が高いほど固まるのも早いという意見も聞いたことがあります。

ただ、スランプの方は打設する条件で調整した方が良いです。こればっかりは、経験しないと予測が難しいことだと思いますが、ひとつ言えるのは、スランプを少なくすればするほど、流れにくく、短時間で仕上げられる硬さに落ち着く、ということです。

参考に、一戸建ての駐車場土間打ちの場合、厚み10センチ、強度は21~24くらい、スランプは15~18、真夏のカラカラな炎天下でも21くらいで打つのが一般的かと思います。

先日、元請けさんの指定で、一般宅の駐車場を強度27で打ちましたが、問屋さんに「そこまで強度をあげる意味はなく、もったいないですね」といわれましたw

でも僕にも決定権がなかったので「あ、そうなんですか、頑丈にしたいんですね」で終わりましたが(笑)

スランプについては、柔らかくするほど広げやすく、楽に均せますが、柔くしすぎるといつまでたっても水が引かずに仕上げられない、なんてことになるので注意が必要です。

ちょっと大変だけど、作業できる範囲でなるべく低く設定するのがスランプ設定のポイントだと思います。(砕石や、モルタルと接する面は打設直前にたっぷり散水しておくのも大事!)

強度とスランプの設定以外にも、セメントの種類を指定する(ノーマルとか、高炉セメントとか、早強とか)のがあるんですが、僕はそのレベルを語れるほど詳しくないのでスルーしますね(笑)

もし聞かれたら「ノ、ノーマルで大丈夫です」とか答えておけばOK です(無責任w)

ちなみに、寒い時期に初めて早強を使った僕の経験を紹介しますね。

その日は気温10度くらいだったと思います。ゴルフ場の倉庫出入口にスロープをつける仕事で、出幅2m、長さ15mくらいの大きさでした。

生コンの量にして3,5立米分くらいのだったと思います。午後イチでしか生コン車の手配が付かなかったので、

「真っ暗になるまで水が引かなくてヤバいパターンになりそう」…と思った僕は、試しに「24-15、早強」という設定にしてみたわけです。

結果、通常の生コンより落ち着くのがかなり早く、12時過ぎからの打設スタートで、15:30頃には2回目の仕上げ押さえができたので、暗くなる前に無事に仕上げることができたのでした。

それまでは早強という設定があるのを知らず、真冬は朝イチで打設しないと仕上げられない、と思ってたので、すごく勉強になったのでした。(早強に対応していないプラントもあるので、要問合せです。)

取り方(打設方法)

生コンを電話で予約すると、最後に「取りはどうしますか?」と聞かれます。要は、生コン車から出すコンクリートを何で受けるか、ということです。

代表的な取り方では、以下のようなものがあります。

  • 一輪車(ネコ)どり
  • シュート打ち(ウォータースライダーみたいなやつ)
  • ホッパー取り(重機で吊る、でかいバケツみたいなやつ)
  • ポンプ打ち(生コンを圧送する特殊車両。ポンプ車)
  • バケット打ち(ユンボのバケット直接受けてで打つパターン)

運転手さんは次の現場の予定があるでしょうから、現場では生コン車が到着するまでに、極力短時間で下せるようにできる限りの準備をしておきましょう。全ての準備が完全に終わって、「まだかなー早く来ないかな~」ぐらい余裕があると理想的です。

現場の条件によって、どうしても一輪車で1台づつしか作業出来ないとか、打設の時間がかかりそうな場合は、予約の時点で伝えておきましょう。

僕の経験で、以前、生コン屋さんが忙しい日で、「30分以内に絶対降ろせるなら〇時に行ける」みたいな日があって、こちらもどうしてもその日じゃないとダメだったので、かなり焦って作業したことがありますw(結果、後輩と二人で汗だくでなんとかなりましたがw)

また別な時で、1時間以上かかって追加料金発生の時もありました。(前もって時間がかかると伝えてあり、追加料金がかかるのも分かってたので予定的には大丈夫でしたが)

出荷連絡(作業当日)

作業当日は予約時間の1時間前までに出荷連絡をする、という決まりがあります。

「今日の〇時に生コンお願いしてる〇〇工業ですけど、予定通りでお願いします」って感じです。

生コンは、プラントで配合して一度ミキサー車に入れてしまったら、1時間以内に出さないとダメ、というJIS規格かなんかで、確か決まりがあったと思います。調べますw

というか、作ってしまったらキャンセルが利かないシロモノなので、現場への配送の前に必ず“出荷連絡”という再確認の連絡をすることになってるワケです。

通常、注文しているこちらから、プラントか建材店に直接連絡をします。プラントでは出荷連絡の確認が取れてから、実際に生コンを調合してミキサー車に充てんします。

細かい数量や、スランプ(柔らかさ)はこの時にもう一度確認するので、連絡する人がしっかり把握して伝えましょう。

出荷連絡は、その日の天候や、実際に作業する職人さんの意見などでスランプを変更・調整できるチャンスでもあるので、当日の朝、作業する人(一番経験豊富そうな人ね)にも相談してみましょう。

あとは生コンが到着して打設作業が始まるワケです。

最後の手続きとして、作業終了時に、運転手さんから伝票をもらってサインをして終了です。

全体のながれとして、イメージできたでしょうか??

配達してもらう方法(生コン車の手配)については以上となりますが、おまけとして、自分で生コン工場に取りに行く方法も書いておきますね。

プラント引き取り(自取り)

最後に、ミキサー車の予定がいっぱいで予約が取れなかった場合の手段として、トラックの荷台に直接積んでもらう、プラント引き取り、という方法があります。自取りとも言います。

予約が取れなかったのにプラント引き取りが出来る理由

ミキサー車の予定はいっぱいだったのに、プラントでの引き取りができる理由は、生コンプラントはずーっと生コンを作り続けている訳ではなく、次の配達の為にミキサー車がプラントに戻ってきてから、ミキサー車1台分づつ生コンを製造しているからです。

製造にかかる時間は、けっこうあっという間です。

なので、ミキサー車がすべて出払っている時間帯は、プラントには生コンを製造する余裕がまだあるわけです。

なので、プラント引き取りは通常気持ちよく対応してくれると思いますが、もし使う場合は当日の状況を確認するために、行く前に問い合わせるのが無難です。

この方法では配送料がかからないので、金額は多少安くつきますが、大量に使う場合は向いていません。

また、強烈なデメリットとして、使い終わったあとでトラックを洗うのがめちゃくちゃ大変なんです。すぐ洗わないとどんどん落ちにくくなるし。水道からホースが届くところで、洗い水を流せる場所も必要です。

だから僕らも、「どうしてもその日じゃないと絶対ダメ!」という場合で、ミキサー車の手配が付かなかった場合の最終手段としてしか使わない様にしています。

それに、丁寧に洗っても跡が残ることもあるので、どうしても自取りする場合は必ず『多少汚れてもいい覚悟』が必要です。

もちろん、レンタカーの場合は絶対ダメです。

プラント引き取りで使えるもう一つの方法として、水を加えないで空練りしたコンクリートをトラックに積んでもらう、という方法もあります。

水を加えないで空練りしたコンクリートです。これを現場に運んでから、手作業や電動コンクリートミキサーなどで現場で水を加えて練って使う、という方法です。

空練りの場合はトラックはほとんど汚れないので、洗う手間は発生しません。

また、空練りとは言っても多少湿っているので、砂、砂利、セメントの状態から手作業で練るのと比べると、かねり少ない労力で練ることができるのも空練りを使うメリットの一つです。

体感で1/3くらいの労力かな?もっと楽かも。

空練りの状態なら、半日くらい置いといても大丈夫(気温、日当たりにもよる)なので、作業の進捗に合わせて使いやすいというメリットもあります。

他にも、砂利を入れない1・3モルタル(いちさんモルタル)とか、骨材の大きさを指定したりとか、、突き詰めればもっともっと奥が深い生コンの世界だとは思いますが(笑)

現時点で僕のレベルで語れるのはこの辺までになります。

現場の状況に合わせて、生コンプラントも上手く使いこなして、デキる男になってくださいね~(^^)/給料も上がるかもしれません(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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回答をお待ちしています(^^)/

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