コンクリートブロックを正しく処分する方法

ブロックを正しく処分する方法

DIYで余ったコンクリートブロック、どこで処分すればいいんだろう?

ブロックの解体でトラック1台分捨てるなら、どこに持っていくのが正解?

ほろ
ほろ

どっちもこの記事でわかります!(めっちゃ調べた)

というわけで、今回は現役の外構職人の僕が、一般の方向けにコンクリートブロックの正しい処分方法をわかりやすくまとめてみました。

家庭で出たDIYレベルの処分方法から、プロの解体業者が大量に処分する場合まで、この記事を読んでいただければよくわかるように詳しく解説していきます!
それではさっそく参りましょう!

【王道の処分方法3選】

まず、なるべく手間ひまかけずに処分しやすい方法から考えてみました。

自治体のゴミ収集で処分する

ゴミ収集車による回収作業
ゴミ収集車による回収作業

コンクリートブロックは地域によっては、自治体のごみ収集で回集してくれるところもあるようです。

ほろ
ほろ

まじか知らんかった。。

処分方法は、「無料で燃えるゴミの日に出せる」エリアや、「事前申し込みの上、有料のシールを貼って指定日に出す」など自治体によってぜんぜん違うので、まずは自分の地域の場合を確認してみましょう。

私の地域は捨てれるのかしら?

自分が住んでいる地域が、回収してくれるところだったらめちゃラッキーですね。

日本全国調べることは流石にできないので、人口の多い上位10地域を調べてみました。参考にどうぞ!

補足

自治体の回収を利用できるのは、DIYで出たコンクリートブロックだけです。
事業で出たごみは産業廃棄物になるので、自治体の回収は利用できません。

産廃の処分は記事の後半に詳しく解説しているので、そちらをご覧ください!

横浜市の場合

私の住む横浜市で調べたところ、

「廃棄します」「ごみです」等、明示する。50cm以上のものは粗大ごみへ

横浜市のゴミ分別事典MIctionary(ミクショナリー)

となっていました。横浜市マジか。親切すぎる。

どんな感じに回収するのか、気になって横浜市の資源循環局に電話で問い合わせてみました。

要約すると、普通のゴミ回収の時に、ごみ回収車の横の限られたスペースに乗せるので、(圧縮する部分には入れない)1回につき1〜2個までを目安にしてほしいということでした。

一度にたくさん出されると、回収ルートのごみを積みきれなくなるんでしょうね。
それにしても、いつものゴミと一緒に処分できるのはありがたいですね。

横浜市、神やわ〜♡♡

大阪市の場合

粗大ごみとは、家庭の日常生活から出されるごみで、最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの、あるいは棒状で1メートルを超えるものです。

粗大ごみの申し込み方法 – 大阪市

大阪市の場合は、市のサイトではわかりにくかったのですが真物のブロックは1辺が40センチ(厳密には39センチ)なので、そのままでは出せないようですね。

行政のサイトではないですが、大阪市の粗大ゴミ収集に特化したサイトがあったので、紹介します!
ゴミの出し方ABC:大阪市版-コンクリートブロックやレンガの捨て方。重くても普通ゴミでOK!

東京都町田市の場合

質問:5303 コンクリートブロックのごみの分別方法はなんですか。
【 分別方法 】:コンクリートブロック は、【 燃やせないごみ】です。
【 備考 】:1回の排出につき、5リットルの指定収集袋で1袋までです。土、砂、砂利、石、レンガ及びこれに類するものは、混ぜて出すことができません。分別された品目それぞれについて、1袋まで出すことができます。ご自分で清掃工場に持ち込まれる場合は、1日30キログラムまで搬入できます(有料・要予約)。

町田市-よくある質問と回答(FAQ)

町田市の場合、回収と持ち込みでは処分できる量が違うんですね。いろんな自治体の処分方法を調べていると、町田市のように持ち込みの場合、回収とは条件が異なる自治体も多かったです。

名古屋市の場合

〈具体例〉:コンクリートブロック〈分別区分〉:粗大ゴミ〈出し方〉:1回の収集につき2個まで

家庭ごみ・資源の分別早見表<か行>(暮らしの情報) – 名古屋市

名古屋市は粗大ゴミとして事前申し込みの上、有料で1回に2個まで処分できるようです。3個以上だとかなりめんどくさそう。
参考リンク→粗大ごみの分け方・出し方(暮らしの情報) – 名古屋市

札幌市の場合

ブロック・レンガ※できるだけ小袋で(「燃やせないごみ」は、有料となります。必ず指定ごみ袋に入れて、収集日の朝、8時30分までにごみステーションに出してください。収集は4週に1回です。)「大型ごみ」のうち、燃やせないもので指定ごみ袋に入るものは、「燃やせないごみ」で収集します。

燃やせないごみ – 札幌市

札幌市の場合は有料の指定ゴミ袋に入れれば回収してくれるみたいですね。4週に1回だとタイミングがむずいです笑 忘れないようにカレンダーに書いときましょう。
札幌市の回収日はこちら→家庭ごみ収集日カレンダー – 札幌市

福岡市の場合

「燃えないゴミ」量が多い場合は,袋の口が結べて,重さで袋が破けない程度に分けて出してください。(燃えないごみの袋は,大(45リットル),中(30リットル),小(15リットル)の3種類です。)

ごみの分け方(品目)検索|福岡市ごみと資源の分け方・出し …

福岡市の場合も、有料の「燃えないごみの袋」に入れれば燃えないゴミの日に回収してもらえるようです。燃えないゴミの回収日は、地区によって【第何○曜日】のように細かく決まっているみたいですね。こちらも月イチのようです。
福岡市内の回収日はこちら→福岡市ごみと資源の分け方・出し方情報サイト-ごみの持ち出し日

神奈川県川崎市の場合

〈品目〉:コンクリートブロック〈分別区分〉:粗大ごみ受付センターへ申込み(無料)〈出し方のポイント〉:直径が39cm未満のもので、1回につき5個まで。39cm以上のものは販売店にご相談ください。

ごみの分別に迷ったら – 川崎市
ほろ
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電話で具体的な処分の仕方教えてもらいました!

川崎市について調べました

手順(申込は電話のみ)

  1. 川崎市粗大ごみ受付センターに電話で処分を申し込む
  2. 受付番号が発行され、収集日が決定するので、メモする
  3. メモした受付番号と、申し込み済みであることを収集日当日にコンクリートブロックに見えるように表示して、朝8時半までに収集場所に出す。(1回につき5個まで無料で収集してもらえる)

川崎市粗大ごみ受付センター
一般加入電話などから:0570-044-530
携帯電話・IP電話などから:044-930-5300
受付時間:月曜日~土曜日
午前8時~午後4時45分
(日曜、12月31日~1月3日を除く)

川崎市の粗大ごみ回収は月2回で、基本有料ですが、コンクリートブロックは1回につき5個まで無料とのことです。普通のコンクリートブロックならOKという基準でしょう。


参考リンク→川崎市:粗大ごみの出し方
なお、めっちゃ調べたところ、インターネット受付のページでは、【品目が見当たらないときは申込みを中止して、「粗大ごみ受付センター」に電話で申込みください。】となっていたので、電話じゃないと申し込みできないようです。
川崎市内の回収日はこちら→川崎市・収集日について

※2022年5月27日時点の情報です。

神戸市の場合

神戸市の場合はDIYで発生したコンクリートブロックでも、「市では収集しないもの」として分類されているようです。

引用元:ごみ処理の相談窓口(市では収集しないもの) – 神戸市

ほろ
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ごみの相談窓口と、共栄会に電話で問い合わせました!

神戸市総合コールセンターに問い合わせしたところ、神戸市の場合は「共栄会」と言うところに問い合わせてください、と案内されました。→共栄会にも問い合わせしてみました。(えらい!)

神戸市のDIYで発生したコンクリートブロックの処分方法

【市の収集を利用する場合】

  • ブロックを割って、1袋5kg以内で燃えないゴミの袋に入れる
  • 一回につき複数出した場合は、多量ゴミとして回収されないこともある(この辺は匙加減的な感じになるようです)

と言った感じで、かなり手間がかかる上、月に2回の収集なので1〜2個処分するくらいが限度でしょう。

それ以上いっぺんに処分したい場合は、共栄会で民間の処分業者を案内してくれるそうです。
共栄会はこちら→神戸市環境共栄事業協同組合 | 一般廃棄物 | リサイクル

参考リンク→燃えないごみ – 神戸市

業者に工事を依頼して発生したコンクリートブロックは、受注した業者に依頼してください、とのことです。(これは当たり前のことですね)

京都市の場合

コンクリートブロック〈分別方法〉:大型ごみ

資源物とごみの出し方検索-京都こごみネット

京都市の場合もちょっとめんどくさそうです。京都市大型ごみ受付センターというところに電話で申し込みをして、有料で1週間後くらいに回収、という流れみたいです。
詳しくはこちら→京都市:大型ごみ

さいたま市の場合

〈分別区分〉:粗大ゴミ〈出し方の注意点等〉:戸別収集の場合は4個1品扱い、最大8個まで

さいたま市粗大ごみインターネット受付-品目一覧表

さいたま市の場合も、京都市と同じように粗大ゴミ受付センターというところに申し込んで、事前にコンビニなどで納付券というシールを購入し、貼って収集指定日に出す。ややこしいぜ!!
しかも、収集までに1ヶ月くらいかかることがあるので早めに申し込みをしてください。ですと。

ほろ
ほろ

自治体ごとに回収のルールが違いすぎて、調べるのにホント疲れました。。首が痛いw

検索に疲れたので、ここにないエリアの方はご自身で調べてみてください。
【〇〇市 コンクリートブロック 処分】みたいなキーワードで調べてたんですが、調べてもネットだけではわかりにくい地域も多いですね^^;

いろんな地域を調べましたが、収集に対応しているエリアでも、個数の制限が不明瞭な場合は、いきなり大量に出してしまうと回収しきれない恐れがあるようです。ある程度のまとまった量を出す場合は、事前に収集する担当部署に確認した方が良さそうですね。

産廃回収業者を呼ぶ

ブロックガラを回集するトラック
ブロックガラを回集するトラック

手っ取り早くお金をかけて処分したい場合におすすめなのがこの方法です。

コンテナ1つ積み放題で定額いくら、みたいな定額方式のところもあるので、一緒に処分したいものが色々とある場合はお得かもしれません。

ブロックと一緒にいらない家具とか一括処分しちゃうのもアリね。

地元の外構業者を探す

外構屋さんは工事で使うブロックなどの資材を仮置きする場所を持っていたり、解体した古いブロックの処分をする機会も多いので、引き受けてくれる可能性はあると考えられます。

ちなみに僕も「ブロック屋ほろ」と名乗っていますが、自己紹介などでは外構工事の職人と説明しています。

ガイコウギョウシャ…はて??イメージわかん

外構と聞いてピンとこない方はこちらの解説をどうぞ。

ほろ
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「外構屋」の前に、まず外構についてご説明いたしましょう!

外構とは…

内装はインテリアと言うのに対し、外構はエクステリアとも呼ばれ、建物の外の構造物全般を指す言葉になります。

具体的には、ブロック塀やフェンス、門、カーポート、ウッドデッキ、土間コンクリートや玄関アプローチ、花壇、石貼り、階段、植栽なども外構に含まれます。

外構の中でもタイル屋さん、左官屋さん、フェンス屋さん、土間屋さん、ブロック屋さんなど外構全体の一部分だけを担当する専門屋さんがいたりします。

ほろ
ほろ

日常では全く使わない言葉ですもんね^^;

なるほど〜!分かれてるんですね。じゃぁ「外構屋」さんと言うと?

【外構屋】とは…?

厳密な定義ではないかも知れませんが、「外構屋」は外構工事全体を一括で請け負い、自社で出来ない部分は下請けに出して全体を責任持って完成させる業者のことを指すと考えて良いと思います。

「ブロック屋ほろ」を名乗る私は、個人ですがそこそこ守備範囲の広めの外構屋と考えてもらってOKです。

ほろ
ほろ

うまく説明できたかな?^^;


Googleマップなどで地元の外構工事の業者さんなどを探して、コンクリートブロックの引き取り可能か問い合わせてみるのも一つの方法です。

この場合、当然費用はかかると考えましょう。

【ウラワザ的処分方法2選】

ここからはちょっと番外編な方法を2つご紹介します

ジモティというアプリでほしい人を探す

DIYやー
DIYやー

なるほど、それは思いつかなかった!

処分するブロックやレンガがそこそこ綺麗で複数個余っているなら、ジモティというアプリでほしい人を探してみるのもアリです。

ブロックは重いので、フリマアプリで売るのは送料高すぎてアホらしいです。

その点ジモティなら、個人情報は守りつつ、対面でほしい人を探せるのが強みです。

自宅に来てもらっても構わない場合は、【引き取り限定】などの条件でほしい人が見つかれば、こちらはほとんど何もせずに処分することができます。

不用品を無料や格安で処分したい人、ほしい人がよく使っているアプリなので、見つかる可能性はあるかもしれません。

可能性がありそうなら、サクッと募集してみましょう。

ポイントは、インスタにあげるくらいの気持ちで写真をなるべくきれいに撮ること、無料、早い者勝ち、などのワードで興味を引くのも効果的かもしれませんね。

ブロックで映えさせたる🔥

知り合いの業者に相談してみる

知り合いに建設業界の人がいないか、自分の人脈を脳内検索してみましょう。

もし心当たりがあれば、これを機会に久しぶりに連絡をとって相談をしてみるのもいいかもしれません。

実物を写真撮ってLINEしてみるといいですね。

後輩に職人の子がいた気がする!

外構業者ではなくても、工事の業界ならある程度産廃を取り扱っているはずなので、引き取ってくれる可能性はあります。

相談するときは
「このくらいの量だと、いくらくらいかかるかな?」
と最初からお金を払う姿勢で聞いてみれば、もし見合わせることになっても
「検討してみるね、教えてくれてありがとう!」と伝えれば失礼にはなりません。

近所で工事現場の職人さんに聞いてみる

これね、この記事イチバンの裏技です(笑)

声かけるのは勇気いるかもですが、もし近所で外構っぽい工事をやってるのを発見したら、職人さんに直接聞いてみるのはけっこうおすすめです。

職人さんは無愛想に見えても話しかけるとめっちゃいい人が多いので、チャンスがあれば声かけてみてください。

ほろ
ほろ

マンション建設とかより、小規模な工事現場が狙い目っス!

ユンボ積んでるダンプとか、戸建ての外構工事とかやってたら引き取ってくれる可能性高いです。

ブロックとかコンクリートの解体やってたら相談しやすいタイミングですね。

コンクリートブロックの解体作業をしている様子
ブロックの解体作業-近所でこんな現場見かけたら声かけてみましょう笑

解体したブロックなどと一緒に処分するなら負担少なく処分できるはずです。

この場合もお金を払う前提で相談することは、全く失礼なことではありません。

ブロックの処分て、お願いすることできるかしら?

町の外構屋
町の外構屋

お、、ブロック処分したいんけ?
そこら辺に置いといてくれたらいいよ。

自分で持ち込む場合

車に積んで自分で処分施設まで運搬することができる場合、以下のような選択肢もあります

地域のクリーンセンターなどに持ち込む

地域のクリーンセンターのイメージ。

自治体によっては、ゴミの集積施設でコンクリートブロックやレンガの持ち込みを受け入れてくれるところもあります。

回収はやってないけど、焼却場などの施設への持ち込みなら対応しているところもあるので、お住まいのエリアの自治体で調べてみてください。

処分費用や持ち込みの制限などは自治体によって異なりますので、それぞれ問い合わせてみてください。

なるほど、自治体によってゴミの処理施設の規模とかも違うもんね

地元の処分業者を探して直接持ち込む

コンクリートブロックの解体現場
コンクリートブロックの解体現場

これは僕らのようなプロの業者がコンクリートブロックを処分する方法です。

DIYでも、トラック単位で処分する場合はこの方法が費用が安く済むのでおすすめです。

ほろ
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量が多い場合はコンクリガラ専門の施設が安い

産業廃棄物業界ではコンクリートブロックは「コンクリートガラ」という呼び方で分類されています。

地元でコンクリートブロックを受け入れてくれる業者の探し方は、Googleマップで「コンクリートガラ」「中間処理施設」などのキーワードで調べると、いくつか候補が出てくると思います。

出てきた候補を、航空写真やストリートビューなどで見てみてください。(見当違いの施設もヒットに混じるからです笑)

場合によっては「コンクリートガラ・残土受け入れ」みたいな表示が見えたら、おめでとう!おそらくそれが当りです。

あら、うちの割と近所にもあるじゃない

見つけたら、いきなり持ち込む前に、必ず電話で受け付けてもらえるか確認してみてください。

規模がデカいコンクリートガラ処理施設のイメージ
Image by Dimitris Vetsikas from Pixabay

規模が大きく、コンクリートガラ専門にやってそうなところほど処分単価は安くなりますが、大きいところは決まった取引業者意外受け付けてないところもあるので確認が必要です。

処分にかかる金額は、電話でははっきり答えられないと思います。実物を測ったり、計量して金額が決まるからです。

電話で確認すること
  • 現金でブロックのガラ受け付けてもらえるか?
  • ブロックガラの状態(土やタイルなど混じってないか、鉄筋の有無)
  • 持ち込む量がどれくらいか
  • ダンプじゃなくて手下ろしでも大丈夫か?
  • ちなみに2トン車1台ならいくらか?(相場の確認)

などです。ブロックガラの処分単価は、施設によって違います。
また、ブロック以外のもの(タイルやレンガ、瓦、大谷石など)を混ぜるとコンクリートガラとして扱えず、「混載扱い」になるので金額が高くなり、処分する場所も違ってきます。

積んだ時に混ぜちゃうと、結局は産廃処理施設で手作業で分ける仕事が発生します。

混載扱いの産廃から手作業でコンクリートガラを分けている様子
混載扱いの産廃から手作業でコンクリートガラを分けている様子
ほろ
ほろ

混載のゴミは人の手で分別するから、その分コストがかかるっス

また、鉄筋が混じる場合は「有筋(ゆうきん」扱いで単価が上がります。鉄筋混じっても大丈夫かは、施設によって変わるかもしれないので、持ち込む処分場が決まったら先に確認しておく方がいいかも知れません。

僕ら業者でも、ブロック以外のごみと同時に処分する場合は、内容物のボリュームの割合によって混載として処分する場合もありますが、ブロックが多い場合は綺麗に仕分けした方が良いです。

処分金額の決め方は、立米単位だったり、2tトラックの場合1台いくら、という感じだったり、台貫という車ごと乗っかる測りに乗って重さを計量するところもあり、処理施設によっていろいろです。

注意点

色付きの化粧ブロックやレンガはコンクリートガラとして扱えず、「がれき」とか「産廃」扱いになってしまい、処分費用がガラと比べて大幅にかかる場合があるので注意が必要です。

レンガや色付きのブロックは要注意!インターロックも要確認。
レンガや色付きのブロックは要注意!インターロックも要確認。

処分したいブロックに色がついている場合は必ず伝えて確認しましょう。
コンクリートガラは扱っているが、がれきは取り扱っていないという処理施設もあるからです。

トラック1台あたりの処分単価は、処理施設内にコンクリートを粉砕する設備があり、巨大なRC(再生砕石)置き場があって、小売りもしているようなところが一番安いと思います。

処分されたコンクリートは最終的にどうなる?

回収されたコンクリートブロックは、最終的には、解体されたビルや建物の基礎などのコンクリートの塊と一緒に「コンクリートガラ」として分類され、処理設備を持った中間処理施設に集積されます。

再生砕石を取り扱ったコンクリートガラ処理施設のイメージ
Image by Rico S. from Pixabay

そこで一定のサイズにまで機械で粉砕され、【再生砕石】として建設現場などで再利用されています。

廃棄されたコンクリートやブロックから、リサイクルされた再生砕石で土間コンクリートの下地を調整する様子。
工事現場で利用される「再生砕石」は砕いたコンクリートやブロックでできている

コンクリートブロックに限りませんが、産業廃棄物は適正価格で、ちゃんとした業者に処分を依頼することが大切です。

不法投棄はだめ、ゼッタイ

DIYで出たコンクリートブロックも、最終的に行き着く先は同じです。

自分が出したゴミが、どんなルートで処理されるのかをイメージできると、捨て方を考えるのに役立つかも知れませんね!

まとめ

一口にコンクリートブロックを処分すると言ってもそれぞれの状況によって最適な選択肢は違ってくると思います。

自分が住む自治体で、簡単に収集してもらえる場合はラッキーですが、めんどくさそうな申し込みや、モノによって変わる処分手数料など調べる手間と時間なども含めて考えると、一括回収してくれるサービスを利用する方がコスパがいい場合もあると思います。

というわけで、この記事で紹介してきた内容をもとに、

  • 処分したいブロックの量
  • 一緒に処分するものがあるか
  • どれくらい急ぐか
  • どれくらい手間やお金をかけられるか
  • ほしい人は探せそうか
  • 頼める知り合いはいるか
  • 処分するまでの保管場所はあるか

などを考慮した上で、自分にとって最適な処分方法を考えてみてくださいね!

ほろ
ほろ

知りたかった情報見つかったかな??

やはりキングオブ処分方法は、「自治体に出す」ね

コンテナで一括回収の産廃業者というのがズルくてすてきだわ。


編集後記:
今回、僕が今までにたくさんブロックガラを処分してきた経験をベースにくわえ、改めて色々と調べてこの記事を作りました。自治体の収集に関しては地域に差があり勉強にもなりました。

もっといろんな地域の場合まとめて欲しいって声があれば、暇見てちょいちょいやってみます笑


編集後記その2:
コンクリートブロックの処分方法とは直接関係ないですけど、最近読んだ、片付けコンサルタント近藤麻里恵さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」がめちゃくちゃ面白く、断捨離にワクワクするようになりました笑

不要なモノをなくすって気分爽快!驚くほど頭もスッキリするんですね。気になる方はぜひ読んでみてください!人生変わるかもよ!?

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