バルコニー鉄骨の溶接補強・修理(その2)

こんにちは、意外と何でもできるブロック屋のほろです(笑)

今日は会社のご近所さん(なんと徒歩3分w)からのご依頼で、ご自宅バルコニーの鉄骨部分が経年劣化でサビてきているので鉄骨で補強する、という内容の工事をしてきました。


見た目をかっこよくすることも出来るんですけど、施工手間と費用が高くなってってしまうため、お客様と相談のうえ、強度とコスト優先ということで合意ですので、そんな前提で見ていただければと…

現場調査(下見)

かなりご近所さんだったので、ちょうど工事の合間で会社に戻ってきていた僕が直接現場を見に行きました。(ブロック以外の仕事はほぼ自分が行くことになるのでw)

やっぱり施工する人が下見をするのは伝えそびれなどのロスが無いので一番いいですよね。

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寸法測ってます。
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なんの材料でどうやってやろうかなぁ。 頭の中で妄想中。
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変わった構造してますな(;^_^A かっこよく補強するにはかなり手間=費用がかかってしまいそう。→お客さんに説明→できるだけ手間をかけずに、頑丈な材料で補強するという方向で納得いただきました。
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家を維持するのも費用が掛かって大変ですね。 すぐに危険、というほどの状態ではありませんでしたが、気が付いた時に修繕しておくのは大事なことだと思います。 15分ほどかけて下見し→社長に内容(かかる手間と材料を)報告、してこの日は別の現場へ。。

施工当日

ほかの現場の合間を見て、やっと修理に来れました。(お待たせいたしました!)
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補強に使う材料は、会社に在庫してあった6×75㎜、6×65㎜の等辺アングル(鉄)を使用。
緑のシートは、隣のお宅に火の粉が飛ばないための養生です。
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ばっちり溶接して、どうしても隙間ができる部分だけは、最後にコーキングで埋めるという方式です。

余談ですが、縦の溶接、溶けた鉄が垂れやすいから、実は結構難しいんですよ。難易度☆☆☆です。 ちなみに天井(上向き)の溶接は難易度MAX☆☆☆☆☆です。上向きは自分が溶接の火の粉浴びるのでかなり重装備しないと大変w
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コストを抑えるため、塗装は自分で…という話でしたが、雨が降りそうだったのでせめて溶接した部分だけでも、とさび止めスプレーしておきました。
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構造上(今回の補強の方法では)どうしても隙間ができてしまうので、水の侵入を防ぐためにコーキングで隙間を埋めます。これはコーキング材の接着をよくするための下地調整剤(専用プライマー)を塗っている状況。 塗ってるのと塗ってないのでは接着力が全然違いますから!
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上から塗装をする場合のコーキング材は、変性シリコンというのを使います。
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ヘラでなでて完璧!(自分で褒めるw)
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塗装はこの後ご自分でされるということなので、これで施工完了です。
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別アングル
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もう1か所の完成写真。

本当はブロックの現場行きたいブロック屋でした。(笑)

マメ知識

バルコニーっていうのは、2階以上の室外に張り出した屋根がなく、手すり付きの部分のこと。屋根があるものを階数関係なくベランダというそうです。 テラスというのは1階の屋根のない張り出し部分のことだそうです。

全然覚えられませんww 伝わればいいんでないでしょうか(笑)

 

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